ということで、動物病院でミルの爪を切って貰った時のお話。
ワクチン接種を早々と済ませ、先生にお願いしました。
すると、意外とあっけない回答が。
「じゃあ切りましょう。血は出るけどね」
ですって。
なんか麻酔とかしないといけないのかなーなんて思ってたんですが、そんな簡単にいっちゃっていいもんなんですね。
なんだかわりとすぐ済みそうです。
っていうか、血が出るって、大丈夫なのか…?
こちらの心配をよそに、着々と準備を進める先生。
ふと見るとなにやら包帯のようなものを持ってきました。
……。
え? それ何に使うんスか?
僕がポカーンとしていると
「口を縛るから体を持って」
と、容赦ない一言。
まじすか、先生。
なんか随分やり方が古典的な感じなんですが…。
「大丈夫、痛くないから」
そういって紐を輪っかにして口を塞ぎ、そのまま首に回して結びました。
「あなたは体を持って。あなたは顔ね」
先生の迷いのない指示は続きます。
ちなみに僕は体担当になりました。
先生に促され、ミルを立たせた状態で後ろから胸辺りをホールドします。
爪切りを持った先生の手が、ミルの前足の肉球辺りを持つと、これまた迷いなく「バチン!」と一発。
「キャン!!キャン!!」
切ったと同時に響くかつてないほどの悲鳴と滲む鮮血…。
容赦なく続く先生の爪切り。
鳴き止まないミル…。
僕はミルを押さえるのに必死でした。
二本三本と切られていき、四本目を切り終えると、ようやく止血剤を付けました。
これがこのあと三回繰り返されたわけです。
まぁ足の方はそこそこ削られてたみたいで、手よりも酷くはなかったんですけど…。
痛くないってのは口の事だったんですね…。
にしても先生。暴れるミルを押さえながら、
「おいおい元気だなー!」
なんて笑ってました(-_-;)
いやいや、それ痛いんと違いますか?
慣れって恐ろしい…。
爪切りが終わり解放されると真っ先に僕のもとへしがみついてきました(T-T)
足先に滲む血がなんとも痛々しい。
でもこの状況が今までの飼い主の手入れ不足が招いた事だと思うと、ホントミルには申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
二ヶ月後に来ればまた切ってあげるよ、なんて言ってもらいましたが、定期的にうちでも切ってあげようと思います。
写真は切ったあとの爪。
前はふせをしてる状態でも床についてた気がするので、随分短くなったようです。
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