ミルが空を飛んだ!!
両手両足を広げて大空に。その様子はまさにスーパーマン・・・いや、モモンガか・・・。
なんて悠長なことを言っている場合ではありませんでした。
驚き、不安、心配。
全てが一気に頭の中を駆け巡り、
「なにやってんの! ミル!! 大丈夫!?」
とっさに叫んでいました。
事の始まりは嫁のお迎えでした。
その日、私は健康診断でいつもより、ものすごく早く帰宅したんです。そりゃもうまだお天道様がまぶしすぎるくらいな時間帯に。
当然ミルも帰宅と同時に元気になり、その後寝ることはなくはしゃぎまわっていたわけで。
夕方になり嫁さんが最寄の駅に着いたという知らせを受けて、ミルを連れて迎えに行くことにしたのです。
さっそくミルを河川敷に行く時と同様に自転車の前カゴに入れて出発です。
風に吹かれてあら、気持ちよさそう。
待ち合わせ場所まで軽快に走ります。
嫁と合流した後、私は自転車から降りてミルをカゴに乗せたまま、押して帰る事にしました。
始めはこっちを見たり、嫁を見たりで、うれしそうに見えたんですが、今思うとそわそわしていたのかもしれません。
そして事件は起きました。
一瞬カゴの中で暴れたかな、と思った瞬間!
前カゴから前方に向かって飛び降りたのです(゜Д゜)!!
そして冒頭のあの様子。
飛び降りた瞬間はっきりとは覚えていないのですが、着地したかと思うと前方にゴロンと転がって背中から落ちました。
ミルは慌てるこちらに目もくれず、すぐ体制を整えてスタスタと自転車の後方に逃げようとします。
本人も相当慌ててたんだと思いますが・・・。
逃げるミルをすぐさま捕まえて抱きかかえました。
それからは自転車には乗せず、二人で交代で抱いて帰りました。
家に帰って前足、後ろ足、背中、尻尾などなどいろんなところを触ってみましたが、どこを触っても痛がる気配はなく、骨には異常はない感じ。
ひとまず安心かなーなんて思っていると、やっぱりいつもの元気がありません。
大好きな果物をあげても、食べはするんですがいつもみたいにおねだりしてこないし、ずっときょとんとしてしまっています。
よく見ると尻尾がずっと下がりっぱなし。
こんなミルは見たことない。
とりあえずネットで調べてみると、尻尾が下がっているのは「怯え」ているんだそう。
うーん、体には影響なさそうだし、やっぱり怖かったのかなぁ。
念のためかかりつけの動物病院に電話してみましたが、あいにく休みでした(--;
しばらく様子を見ていると、どうもお尻を打ったようだということがわかりました。
尻尾が上がったときに、お尻の様子を見ようと少し触ったらびっくりしてしゅんと尻尾が下がってしまったのです。
これもいつもとは違う症状でした。
着地したときに前足からついて、前転した格好かと思っていましたが、着地と同時にしりもちをついたのかもしれません。
ごはんはしっかり食べたので、とりあえずその日は様子を見ることにしました。
翌日。
朝起きてミルの元にいくと、昨日のアレはなんだったんだと言わんばかりに、いつも通りの元気っぷり!
とりあえず一安心ですが、人の怪我のようにあとから痛みが出てくることも考えられるので週末にでも病院に行ってみようかと思います。
こちらの注意力が足りなかったんだなぁと反省しつつ、ミルに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました・・・。